image1image2熊本市自衛隊家族会の会員、島村明子さんによる手記「ALS  生きて生かされし道標」を読みました。ALSは「筋萎縮性側索硬化症」と訳される難病で、10万人に2、3人という発症率です。いまだに原因、治療法が解明されていません。島村さんは看護師としての豊富な経験から、ご主人のイビキやカラオケの歌い方など、わずかな兆候からこの難病の気配を感じ取ります。それは専門医が判定を下す3年も前のこと。これから押し寄せる最悪のシナリオをプロとして冷静に予期しながら看・介護にあたる姿は、強烈に胸を打ちます。本を手に取ったときは2日間で読了できると思っていましたが、読み手に迫る内容の重たさに、一週間を要しました。私家版につき150冊の限定出版です。興味のある方はメッセージでお知らせ下さい。書籍のみであれば送料込みの2,340円。ALSの解明に向けた寄付金込みであれば一口3,000円です。私から島村さんにお伝えいたします。(アップした画像は本の表紙と地元紙の記事。)