《熊本市庁舎建て替え問題の核心》
「現在の熊本市役所庁舎は国から求められる耐震強度を有しているのか」これが最大の焦点です。
この一点に全ての市民が納得しない限り、話を前に進めてはいけないと思っています。
市民団体の企画で元建築構造センターの理事長を勤められた三井宣之先生のお話を伺いました。配布された資料は当時の基礎部分の設計工事に関するもので、最新の技術を駆使して建てられたことがよく分かります。特に数ページに及ぶ手書きの説明書には「どうだ」と言わんばかりの意気込みさえ感じます。
これらは設計図に修正を加える形で強化された部分ですが、熊本市の第1回目調査では修正前の設計図を使用して、これらの強化工事を全て無視しています。その後、地下連続壁を考慮した再調査を要求したところ「壁は不十分なもので強度はゼロ」との判断を示しました。これに反発の声があがると大西市長は再度有識者会議を立ち上げましたが、従来の結論を追認するばかりで誰がどんな発言をしたのか議事録すら公開されていません。
これで500億円の大事業を進めていいのでしょうか?強度ゼロの地下壁が熊本地震でびくともしていないのはなぜなんでしょう?
「学者がこう言ってるから」ではなく、高校生や中学生にまで分かるよう内容を説明すべきだと思います。彼らこそが将来にわたり負担を被るのです。