上富良野駐屯地の創立記念行事に行ってきました。天候にも恵まれ久しぶりに部隊の勇姿に接することができました。強行軍でしたが災害派遣に来ていただいた御礼を言うにはこのタイミングしかないと思ったからです。記念行事会食における祝辞もアップします。対応していただいた上富良野駐屯地の自衛隊の皆さん、暖かく迎えて下さった地域の皆様に心より感謝申し上げます。

▶上富良野駐屯地61周年記念行事会食における祝辞

【前言】

ただいまご紹介にあずかりました、光永邦保です。上富良野駐屯地と同い年、61歳です。はるばる九州熊本よりやって参りました。本日は諸先輩多数お越しの中で、特別にお許しをいただきまして一言お祝いとお礼を申し上げます。

【災害派遣活動への御礼】

まずもってこの度の熊本地震に対しまして、全国から2万6千名もの自衛隊の皆様に駆けつけていただきました。心より感謝申し上げます。

中でも北海道の部隊の存在感は圧倒的でした。「北海道」の文字を見ただけで「全国の部隊が助けに来ているんだぞ」という無言のメッセージが伝わってくるんですね。熊本市民に、頼もしさとこの上もない安心感を与えてくれました。

【上富良野部隊の凄さ】

私は地震から2週間ほど経った4月30日に、岸良群長が指揮を取る支援隊本部を訪ね、それから上富良野部隊が展開する全ての地域を回りました。

するとそこには活動する部隊と一緒に上富良野町のノボリ旗が何本も立てられていました。まさに部隊と地域が一体となって支援してくれている訳です。こんな部隊と地域の関係は他に無いと思います。その光景を目の当たりにして私は心の底から感動いたしました。

【絆を深めるために】

実は昨年2月に「健軍・上富良野会」という会を立ち上げました。これは健軍駐屯地に勤務する上富良野駐屯地出身者の会で、現在30人ほどいます。今日は上富良野の旗やのぼりをいただいて帰り、それを眺めながらみんなで酒を飲もうと思います。

それから会場後方に熊本城のパンフレットが置いてあります。地震で満身創痍の熊本城はこれからの復興のシンボルでもあります。是非みなさん、今の熊本城の様子を見に来て下さい。

【まとめ】

震災によって生まれた熊本と上富良野の絆を未来につなげていきたいと思います。

本当にありがとうございました。そして本日はおめでとうございます。(了)

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