image0 - 2023-02-07T134842.148image1 (69)image2 (62)熊本地方合同庁舎A棟会議室において令和4年度熊本市自衛官募集相談員に対する委嘱式が行われました。実に4年ぶりの開催です。
自衛官募集は自衛隊そのものに与えられた任務というだけでなく、地方公共団体にとっても法廷受託事務という、国から任された重要な仕事の一部となっております。そういったことからこの委嘱式も自衛隊地方協力本部と熊本市の「共催」というスタイルで開催され、本本部長と深水副市長から委嘱状が手渡されました。
改めて思うことですが、その他の公務員と比較してもこれほど組織の勢力を割き、市や県にまでお願いして募集する職業はありません。募集相談員の皆様はそれでも足りない募集活動の助っ人としてお手伝いいただく皆さんです。
防衛費はようやく1%という枠を超えた議論が始まりましたが、人の確保はまた全く別次元の問題です。隊員の処遇だけでなく防衛そのものに対する理解を広く求める必要があります。もう随分昔の話ですが、私が本部長をした時に、せっかく入隊した隊員が朝夕の国旗掲揚を見て「やはり学校の先生が言うとおり軍国主義の職場だった」と泣いて辞めていった事例がありました。今は時代も環境も変わりましたが、やはり教育の場を含め、大切な国の事業として進めていただきたいと思います。