進化する日米共同訓練

ご案内をいただいて現在健軍駐屯地において行われている日米共同方面隊指揮所演習(YS-71)の研修ツアーに参加してきました。私が自衛官として最後にこの駐屯地で参加して以来なので実に6年ぶりということになります。少々先輩顔して行きましたが、演習の仕組みと中身が昔とは全く異なり驚きの連続でした。このFB上ではとてもお伝えできませんが演習の状況は、アップデートブリーフィングという形で8ヶ月以上も前からニュース画面のように日米両国に付与され、演習部隊は方面総監以下が完全にプレイヤーとして専念できるようになっています。統裁は陸自の中央機関がこれにあたり、これから成果をしっかり蓄積していくそうです。言うまでもなくこの間、熊本の震災に対応し、本来任務もしっかりと遂行されています。私たちは「絆を強める」という言葉をよく口にしますが、国と国のあらゆるチャンネルが噛み合って初めてなし得ることだろうと思います。今、安全保障の分野において真剣に取り組まれている様子を間近に見て本当に心強く思いました。添付した画像はいただいたパンフレットといまだ地震後の補修が痛々しい総監部庁舎の様子です。