image0 (89)image1 (57)image2 (52)今年は熊本日独協会の企画で「日本における第九初演の地」と言われる鳴門市板東俘虜収容所跡地を訪ね、その後当地の第九を歌う会の皆様と交流を深める機会がありました。改めて感じたことは第九という壮大な曲が地域おこしに大きな役割を果たしているということです。熊本のようにこれを毎年の行事として続けているところは並々ならぬ地域の意欲がないとできません。そんな思いで、今年の3年ぶりの「第九」を熊本県立劇場で聴きました。
コロナ禍で合唱団が例年の半数、オーケストラにもマスクの方がちらほらでした。ところが演奏そのものは素晴らしい熱演で迫力十分。加えて声とオーケストラのバランスが見事で心行くまで、響きを楽しむことができました。3年間の渇望が実現した、まさに「喜びの歌」だったのかも知れません。水戸さんの指揮に応えて、熊響とても良かったです。
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