冬晴れの下、健軍駐屯地で行なわれた新成人のお祝い行事に行ってきました。
何をもって人間の大人と見なすのかは世界中にいろいろな考え方がありますが、大別すると二つです。ひとつは年齢主義(ある年齢になったら成人とみなす)、もうひとつが実力主義(実力があれば成人とみなす)です。ほとんどの国や部族は前者なのですが、まれに後者を採用しているところがあります。例えば、パプアニューギニアでは有名なバンジージャンプをすることが儀礼であり、マサイ族ではヤギ1頭を与えてライオン1頭を捕まえるまでは大人として認められないそうです。
手前味噌になりますが、私が健軍駐屯地に勤務していた頃に、この実力主義による考え方にいたく心惹かれ、現在のようなような形に変えました。
「成人を名のるのであればせめて自分の抱負を堂々と述べる気概と実力を持て」という気持ちがこもっています。この他にもコンサートあり、会食ありでとても和やかな祝賀イベントとなりました。
まずは駐屯地新成人52名の皆様へのお祝いと、今後益々のご活躍をお祈りします。
