image0 (15)image1 (6)内外情勢調査会熊本支部による懇談会に参加しました。「新しい知見で自然災害から職場を守る」と題して、危機管理教育研究所代表の国崎信江氏の講話を拝聴しました。災害時における情報入手や建物の備えなど様々なお話がありましたが、最も興味深かったのは「FIRST MISSION BOX」と名付けられた手順書の紹介でした。計画やマニュアルは災害時の組織とその役割をまとめたものですが、FMBは誰もが開いて使用する手順書のようなものです。まず取りかかるべきシンプルな指示が記され、ひとつを終えるとまた次のBOXが用意されます。マニュアルが組織毎の縦割り計画でこのFMBはやるべきことを時系列でまとめた横割り計画と言えるかも知れません。具体的な内容はこの研究所の知的所有物となっており、本格的に知りたい方はそちらにお願いします。
災害時の全てを網羅できるとは思えませんが、組織が立ち上がるまでの行動や組織の固定が難しいような職場などでは大変有効な考え方だろうと思います。
熊本市の危機管理防災総室の方を加え、講師と一緒に画像撮りました。