image1image2image3知人の勧めで保護司の申請をしたところ、厳しい審査を経て本日、法務大臣より委嘱状をいただきました。合わせて研修に参加しました。保護司は保護観察所長の指揮監督を受けながら保護監察官と連携して更生保護活動に従事するボランティアです。無給ですが「非常勤の公務員」という立場になります。私の場合、主な対象者は4種類で①家裁の決定で保護観察処分を受けた者、②少年院から仮退院となり保護観察に付された者、③仮釈放を許され保護観察に付された者、④執行猶予となり、期間中保護観察に付された者、です。つまり少年と成人の両方が対象となります。犯罪があって、その被害者の存在を思う時、刑期半ばで仮退院や仮釈放により社会復帰させることには様々な意見があると思います。ただ興味深かったのは、これを純粋に経費の面からだけ見ると、受刑者1人を1年間収監すると470万円もの予算が投入されるのに比べ、仮釈放して保護観察に切り替えると、この10分の1以下になるそうです。「この差額をもっと被害者救済に活かせないものか」とも思いました。短い研修ながら大変勉強になりました。それにしてもテキストの分量がすごいです。