image0image1image2image3エクス・アン・プロヴァンスと熊本市は2013年からパートナー都市としての交流を続けていますが、「まちづくり」として本格的に訪問したのは初めてのことです。17世紀、18世紀の美しい街並みを保持する一方、観光、文化教育、暮らしなどの面で国内外から高い評価を受け、フランスで住みたい街のアンケートを取ると必ずベスト5に入ると言われる人気の街です。ストラスブールが中心市街地から車を排除することで魅力を創出した好例だとすると、エクス・アン・プロヴァンスは逆に中心市街地を再開発して5,700台分の地下駐車場を確保し、商業車の流入を時間規制することによって歩行者空間を作りあげ、人が足を運びたくなるような魅力化に成功しています。いまではすっかり人気の場所として定着している広場やミラボー通りは再開発によって丘陵部分を平地化して作られたものです。高層ビルが少ない戸建ての住宅街と相まって、いかにも上品な街の雰囲気を演出しています。通りに入る車両を規制するボラートがここでも大活躍です。