image1image2image3image4戦後、陸上自衛隊北熊本駐屯地には米軍が進駐し、「キャンプ・ウッド」と呼ばれていました。子供の頃、そこに住んでいたという女性(ヴァージニア州在住)をご案内して、駐屯地を訪問しました。実はご主人がかつて陸軍に所属し、同駐屯地で行われた訓練に参加したことを奥様に告げたところ、「10歳の頃、私そこに住んでたわ!」ということになり、ご主人もびっくり。今回の思い出ツアーとなったそうです。40年以上が経過してますが、司令部庁舎の前庭のたたずまいや教会の一部、スナックバーの建物は当時の名残りを留めており、大変感激した様子でした。駐屯地司令との懇談の中で、朝鮮戦争勃発の夜、非常呼集がかかり、一夜にして部隊がいなくなった話が生々しく語られました。米国の施設を残すことで雄叫神社や遥拝台などの幼年学校時代の施設を残すことができたという広報幹部の説明も興味深いものでした。日米双方の話に歴史の重みを感じました。