宮古島におけるヘリコプター事故で亡くなられた10名の自衛官の葬送式が健軍駐屯地で行われました。岸田総理を始めとする政府関係者、陸海空の各級指揮官、防衛関係諸団体等参列者の規模の大きさが、改めてこの事故が与えた衝撃と悲しみの深さを物語っているように感じました。
執行者となった山根西方総監は冒頭の追悼の辞の中で、○事故の発生からの経緯、○4名が消息不明のままで全員の帰還が叶わなかった無念の気持ち、○事故の絶無への誓い、○決して気持ちは晴れないが我々に課せられた任務を果たすためには前に進まなければならないこと、○ご遺族の皆様への哀悼のことば等を噛みしめるように述べられました。続く岸田総理、浜田防衛大臣、森下陸幕長の3名の方による弔辞も大変心のこもった内容のものでした。
開始から約1時間半。最後は儀仗隊による空砲射撃が3回ありましたが、室内であることを考慮し全員に耳栓が配られていました。
厳粛で、しかも随所に心配りが感じられような式であったように思います。
陸上自衛隊のOBとして、あるいは自衛官の親として、これから何をすべきかを考え、実行していきたいと思います。