image0 (61)image1 (39)image2 (33)image3 (18)熊本県立済々黌高校の創立140周年記念式典が県立劇場で行われました。驚いたのは式典に先立って、元ウィーンフィルのヴィオラ奏者、マリオ・カルヴァン氏による記念演奏会が開かれたこと。柔らかい音色でJ.S.バッハの無伴奏チェロ組曲に始まり五木の子守唄やおてもやんまで、語りかけるような音色に会場が魅了されました。企画がすごい。
式典冒頭の鶴山黌長先生の式辞も大変行き届いた内容で、まさに140年の歴史をたどりながら生徒たちへの力強いエールが込められていました。歴史は一年一年に等しく重みがあるものですが、大きな節目に原点を振り返ることの意義を改めて感じました。
それにしても、誓いの言葉を述べた「生徒代表」、シメの三綱領唱和、黌歌斉唱に登場した「応援団」、全てが女子。「男子は頑張らんや」などという意見は入る余地もない程、見事な振る舞いでした。これもまた当たり前のこととして歴史に刻みこまれることでしょう。